2015年3月29日日曜日



本年(2015年)4月4日(土)と5日(日)の銀座サッポロクラシックホールで開催のJCKM/JKG鍛造部会合同カスタムナイフショーに出展するナイフを紹介します。

刃長61mm全長150mmで鋼材はダマスチール(ローズ)でスタッグハンドルです。
タング形状はコンシールドタイプでハンドル内に幅10mmで長さ35mm入っています。
 なかなか良いスタッグですよ。
刃長61mm全長150mmで鋼材はダマスチール(ハッカペレ)でハンドル材はアイボリーで高級感があります。
 こちらもタング形状は上と同形状です。      ちなみに紐に取り付けてある飾りもアイボリーです。

*ダマスチールのナイフは珍しいのですよ。






刃長61mm全長150mmで鋼材はVG10です
ハンドル材はこれも良いスタッグが取り付けて有ります。

 他にもNYSP、ファイティング等を展示即売させていただきますので、多数の皆様のご来場  をお待ち致していますので宜しくお願い致します。
                                                                     







アイボリーハンドルのNYSPです。














  刃長140mm全長260mmマルーンリネン、ヒドゥンボルトタイプのファイティングです。
                                 


                                


2015年3月23日月曜日

ナイフと包丁が先が見えてきたので潮干狩りに行ってきました、何を取りに行ったかって浅利ではないのだホンビノス貝というのを取りにいったのだクマが熊手を使って2時間くらいで10キロ程取りました運ぶのが大変でしたよ ふぅ

 10キロの内 身の分はどのくらいなんだろう?


 











 

日本では白蛤と云うらしい、確かに食感は蛤に近いです写真は酒蒸しにしたものです非常に美味しいです。











                                                    一個だけをお皿に乗せると大きさが判ると思います。今回は大きいものがとれました。

 先週の続きです。
 熱処理は曲りもなくあがってきました、一安心です。                          ではボルスターの3mmの穴を開けます、まず前面をマスターの罫書き線に合わせポンチを打ちます。


この写真ではポンチを打った個所の穴は開けてあり本体と3mmのピンで位置決めをしてあり(右側)クランプで固定してもう片方の穴を開けます。

穴を開けたほうを基準に反対側の穴を加工しますがこのとき左右のブロックのズレがないように注意します。
 見えませんが下に穴の開いていない物がクランプで固定されています。
斜め(45°)にカットします、こうすることにより後でハンドル取り付けたときにおしゃれな形状になるのです。
(バイスの間に見えているのは45°カット用の治具です。)
仮組みをするとこんな感じですな右上が治具です。
ナイフ用バイスに取り付けブレードの仕上げを
します、1000番のヘアーラインで仕上げます。
ブレードの仕上げが済んだら接着材を塗布し3mmのピンでしっかりかしめて余分な接着剤を丁寧に除去し熱をかけて固めます(140°Cで30分です)
 この装置は家庭用のオーブンです。
 接着材は銀入りの特殊なものでマトリックスアイダというナイフショップで購入しています。
次にハンドル材も斜め(45°)にカットします、先ほどの治具をまた使用します。
 ハンドルの材料は果林です、仕上がると綺麗です。
削り上がりを嵌めて見るとこんな感じですよ。
隙間のないことが確認出来た本体とハンドル材を接着しますこのときクランプでしっかりと固定します。
 この接着材は遅延性の瞬間?接着剤です。


今週は此処までです、また来週をお楽しみに。

2015年3月16日月曜日

 包丁作成2週目にはいります。

 鋼材にマスターをクランプで固定して罫書きとポンチを打ちます、ポンチは専用のものを使用します、三つ目の写真参照してください。










マスターの穴は5mmで開いています。

専用のポンチですSKHの5mmの丸棒の先端を90°に加工しました。

 鋼材に罫書きとポンチ打ちが済んだものです。

 必要な穴を開けます 3、6、7、10mm
です、3mmはボルスター固定用で2か所
6mmはハンドル固定用のボルト穴 7mm
はソングホール用 10mmは軽量化の穴です。




 とりあえず裏表の面取りをしておきます。

 クマの巣穴にはコンターマシンの良いのがないの細かく穴あけを連続して開けてカットします。、

カットしたものです、まあ面倒ですな。
 カットしたらベルトグラインダーで外形を罫書き線に合わせて削ります。
マスターと同じになればOKです。
 両面をプラテンを使い平面に削ります、写真には写っていませんが実際は当て木を当てて削ります。
(ベルトは新しいものを使うようにします、古い切れないものを使うと応力が残り焼き入れ時の曲りの原因になります。)
仕上がりの厚みは1,7mmですが、焼き入れ時の曲りを考慮し厚めにしてあります、側面にアオタックを塗布し0,4mmの刃厚で罫書きます。


厚めに刃を残しとりあえずここまで。

これで焼き入れに出します、今週は此処までで終了で~す。

 また来週ごきげんよう。

2015年3月8日日曜日

 久しぶりで包丁のオーダーが入りましたので制作の手順を公開したいと思います。

1)デザイン帳でユーザーのご希望の大きさやハンドルハンドル周りをデザインします、希望は小振りのものが良いと云う事ですので手持ちのマスターを一度見てもらい修正したものを書きました。

 
 
刃長 135mm 全長 (250mm)
刃圧 1,7mm
鋼材 VG10

 2)デザインをコピーして厚さ5mmのアクリル板に両面テープで貼り付けます。



 3)外形線外側の余分を切り取ります、このとき
外形線を残すように。
 4)外形をベルトグラインダーでおおまかに削ります、次にヤスリで外形線に正確に仕上げます、外形が仕上がったら必要な穴を開けます、
穴あけには写真のドリルを使用します、アクリルの穴あけの場合 抜け際が非常に危険ですので此のドリルの刃先は特殊な研ぎ方をして有り抜け際で引っ張られたりしない様になっています、(スタッグやボーン等にも良好です)

4月のJCKMのショーに展示しますので興味のお有りのかたは是非おいで下さい宜しく。

(申し訳有りませんが販売は出来ませんので悪しからず)

5)完成したマスターで必要な穴、ボルスター固定用 ボルトの位置 ソングホール及び軽量化の穴位置がこれで決めることが出来ます。


今回は此処までです、次回は鋼材の加工に入ります。
お楽しみに。

2015年3月4日水曜日

今晩の贅沢な食事です

 今日はナイフの話では無いのです、カミさんが上等の牛肉を手に入れて来てくれたのです、1枚240g有りグリルで焼いてクマ自作のスティップホーンでカットして食しましたが、年寄りのクマは半分チョットしか食べられませんでした、残りは贅沢にもお弁当のおかずです。
 

自作のナイフは市販のステーキナイフより良く切れました。