2015年5月25日月曜日

  さてと、熱処理も曲がらずに帰ってきましたな
良し良しと、んで熱処理前は120番でしたので240、400番で削って見て様子を見ることにするな。
ざっと削ってみて12インチ用のスティック を使い2000番の耐水エメリーペーパーで当たりを見てみるよな、まっだいだいベルトのキズはこの段階では残っているので再度400番のベルトでキズを取りますな、んで2000番でもう一度当たって見ますキズが無くなればOKですな、
お次はと云うとですなバフをかけるんです、布バフに青バフを塗布して研磨です、ここでキズが無ければ取りあえずブレードは仕上がりですな。
お次はテーパータングの仕上げです、前回ブレードの厚さを決めるのに使用した治具をここでまた使うんですな。
こんな感じでテーパーの両側を仕上げます、テーパーエンドの厚みを0、9mm にして有りましたがここで0,8mmになりますよ。
ここでリカッソの部分もバフをかけて仕上げておきますハンドル材に隠れてしまう個所は必要有りませんけれど。
隠しピンを嵌めて見たところです。
  ここを基準にしてピン穴を左右のハンドル材に開けます深さは慎重に必要なだけ開けます深いとハンドルを仕上げているときに穴が出てきてしまうんですな、ふぅ。
  先ほど開けたピン穴にピンを入れてハンドルの前部の傾きを削るためにワークレストを傾けました、写真を撮り忘れました、失礼。
穴あけ加工です。
  反対側も隠しピンを入れて接着固定します。
  固まったらまた穴あけです固定用の段付きドリルも使います。


ボルトを付けソングホールのパイプも取り付けベルト600番迄仕上げまた青バフで 仕上げもすよ、ナイフの形に成りましたな。
  さてクマさんのマークのエッチングをすることにしよう、シールをしっかりブレードに貼り付け、周りをマスキングテープでガードしてブレードの仕上げ面にエッチング液(塩化第二鉄)が着かないようにねっと。
 写真のようにこんな簡単な装置でできるんで~す。

んで、マーキング終了で~す、上手くいきました、うぁ~いです。
ここまでできたら刃付けをして 実際に使ってみることに、丁度近所のスーパーに30センチ強の鯵があったので。
 ブレード先端の刺さり易い形状は?簡単にすっと入りましたなOK。
刃先のカーブはどうかな使いかっても良いようで三枚おろしもご覧のように上手く出来ましたな実は普通の良く切れる包丁よりナイフのほうが三枚おろしは楽なんですよ、ナイフの場合刃先を0,3mm くらい残してありそこへ刃を付けるので刃先が魚の骨より0,15mmくらい離れるので骨を切らずに済むようです。
三枚におろした鯵で~す。
  美味しかったで~す。
さてっと、千葉県から東京都へと云っても江戸川を渡っただけですけれどもね、京成菖蒲園というのがあって菖蒲の花を見に行ったんですがまだ時期が早いようでちらほらでした残念。
   もう一度江戸川を渡り千葉県へ戻り里見公園と云うところで薔薇がいいと市川TVで紹介してたので来ましたよ、たくさんの種類の薔薇の花が咲き誇っていて良かったで~す観無料ん?
クマの巣穴の広告で~す

全長:       166mm
刃長:        70mm
鋼材:       ATS-34
仕上げ:      ミラー
グラインド:    12インチ ホロー
ハンドル材 インレイ 飾り:
       アバロン積層

とても綺麗です紳士でも淑女でもぐぅですな。



    問い合わせ先
    CUSTOM KNIFE 工房
    Mexico no Kuma
          TEL 090 1254 6050

2015年5月18日月曜日

さてと、前回のタングの加工をどうするかでしたな、ものずきさんの意見を取り入れて隠しピンをまず(3mm) 入れて見る事にしてデザイン画に書き込みマスターにも追加で位置決めの穴を開けましたよ、この穴は位置決めだけでなく他にも利用するんですな、ちゃっかりと。
  ブレードの立ち上がり部がヒルトレスなので基準が取れないので刃の厚みの罫書きで位置を決める事にしてこんな感じなりましたな。
  隠しピン用の3mmの穴を追加で明けたマスターを使って加工です。
  これは?テーパタング加工用の治具なんです、下がタング部を固定する為のブロックで上は傾きを出す為のもので下の右に少し出ているのが調整用の6mmのボルトです。 
 どう固定するかといえば、すいませんです資料の順を間違えて仕舞ったのです、
少しあとにでてきます失礼しました。
テーパタンぐをフライスのエンドミルで加工しますが位置方向をスコヤーを用いて角度を決めます、この際に利用するのが先ほどの隠しピン用の穴なんですな、えへっ。
お次はと云うとですなタンぐを必要な角度にしなければ、と云う事でテーパ部が90mm 有るので測定用のブロックに90mmの長さに鉛筆でしるしをして左右にダイヤルゲージを移動させ傾きを見ます、今回はブレード厚が3,2mmでタングのエンドを0,8mmにすることにしましたので3,2mmマイナス0,8mmで2,4mm割ることの2で1,2mmの傾きで切削加工をします。
片側の切削加工を終了したところです。
 これはまだ仕上げ代を残してあり熱処理後に仕上げを実施します。
後回しになりましたが治具にはこんな感じで取り付けてるんですな。
テーパタングを取りあえず切削加工したものです。 
 これで熱処理に出します、曲りが出なければ良いのですがね。

 
  クマのカミさんが潮まわりが良ければホンビノス貝を採りに行こうと云うので急遽行ってきました、知り合いに配った残りが27リットルのクーラーボックスにこれだけ有りました酒蒸しと味噌汁でいただきました、美味しかったで~す。
クマの巣穴の広告です

全長:      150mm
刃長:       61mm
ブレード:    ダマスチール(ハッカペレ)
(ミラー仕上げ後30パーセント塩酸エッチング)
グラインド:   12インチ ホロー
ハンドル材:   本象牙(アイボリー)
ハンドル後端飾りハンドル材と同様アイボリー
シース:     チューブタイプ






  問い合わせ先
  KNIFE工房Mexico no Kuma
  090 1254 6050迄

2015年5月11日月曜日

  前回までのヒルトレスのテーパタングの削りについてはまだ思案のなかなのです、ものずきさんからは前部に隠しピンを入れてみるかなと云われましたが、もう少し思案ですな。
 と云うことで今回は左の図面を公表しましょう、なんの図面かと云うとですなテーパタングにハンドル材を取り付ける際の角度調整用の治具なんですよ、材質は厚さ12mmのポリカーボネイトなんです、F22ラプターのキャノピーにも使われているらしいですよ。


  写真のようにバーキングマシンに取り付けて使用します、手前が支点になっていてベルト側の下部に6mmのボルトを入れて有り角度を調整します、これですと微調整が可能になりますな。
 図面が必要な方にはお送りしますよ。

連絡先 090(1254)6050迄

  これはクマの巣穴の簡易スタジオで~す、ホームセンターで買って来た半透明のプラ板を溝を入れた角材(これはJKGのお仲間で岡崎の
兄弟からいただいたものを使わしていただきました 有難うです。)に嵌めこんで使っていますです。
 制作費用はプラ板一枚分で千円でおつりがきました。
  ここは何処でしょう土曜日の朝五時です、 クマは金曜日の夜から遊び仲間三人(一人は途中で合流)と新潟の小千谷方面へ山菜を採りに行ったのです、正面の斜面の下に小川が流れており、小川を渡った斜面に山ウドやうるい(大葉ぎぼうし)が在るんですな。
 斜面は結構きつくて普通の長靴では滑るので釣り用のスパイク付きを履いて登るんですな、年寄りのクマにはきついですよ、ふぅ。
  こんな感じで山ウドがでているんです。
 こんなのを採ってすぐに下の小川で洗いナイフでささっと皮を剥きボリボリッと齧るんですよ
非常に美味しいですな、えへっ。
三人でこれだけ採り、硬い枝葉はここで取ってしまいます、んでやま分けします。          写真左の小振りのものは生で食し、うえのほうの葉の部分はてんぷらにします、おおきめはキンピラにします、皮は剥かずに毛だけを軍手でしごいて取り斜めにカットして調理します。
わらびもこれだけ採れてやま分けです。


 この他はうるい(おおばぎぼうし)、しおで(山のアスパラ)、ハリギリ、タラの芽、あさつき、なんかが採れましたんです。

 こごみはときすでに遅く学名のくさそてつになっていました、残念。
仕上げは有名なへぎそばです、これで四人前です、三人なので一人一列ずつですな、一年振りで美味しかったで~す、感謝。

 食後12時丁度にそばやを出発して途中3~4回休憩して家に着いたのが4時少し前、連休明けで関越道も外環道も空いていましたな、往復600Kmmご苦労さまでしたな、やれやれ。 
クマの巣穴の広告です。
 シティナイフ
 全長:     180mm
 刃長:      80mm
 刃厚:       3、5mm
 鋼材:     カウリX積層(服部刃物)
 グラインド:  コンベックス
 ヒルト:    925Ag
 ハンドル:  マンモスアイボリー
 ボルト:    925Ag

 問い合わせ先  090(1254)6050

2015年5月8日金曜日

  さて 前回の続きで取りあえずヒルトレスタイプを進めます、例によって鋼材にマスターをクランプで固定して外形を罫書きますよ、穴位置も専用ポンチで位置決めします。
次はドリルで外形線に沿って穴あけをします。
ベルトグラインダーで外周を罫書き線に合わせて削ります。
 手で押すとさすがのクマさんでも熱いので木のステックを使って押すようにします。
外形が済んだら穴加工をします、タップ穴5mmが2か所 シュナイダーボルト用の5mmの
穴が2か所ソングホール6mm穴が1か所の計5か所?・・・穴は4か所しかないですね不思議ですね~これは内緒の話ですが左の写真で加工中のタップはM6で下穴は5mmになるんですよ
タップを立てている穴はブレード加工用とボルト穴の共用なんですね~ えへ。



穴加工の済んだ所で~す。
 
これから何をするかと云えば、治具を使って鋼材の黒皮取りと 厚みを決めるんですよ。
  ブレードに加工されたM6のネジ穴を使って治具に固定してプラテンに当てて削ります。
 見苦しい手ですいませんです。



 いい感じの治具でしょう。
削るとこんな感じですな。
 


 
これは削る前の黒皮の状態ですな。
このモデルはフィッシング(海)用なので厚みは通常より若干厚く3、2mmにしました。
 さてテーパタングの末端は通常は0,5mm
にしますが ものずきさんのブログによるとタングが曲がるとハンドル材に隙間が出来るらしい
う~んどうしよう 暫く考えることにします。
ゴールデンウィークにこんなところに行って来ました、これは何処かの山門ですな、さて奥には何が有るのでしょう?


そうなんです 此処は房総の館山にあります常楽山萬徳寺の釈迦涅槃佛です参拝は一番下の段を時計回りに進むと今 人の写っているところ涅槃佛のおみ足の裏へ出るのですな、足
の裏に刻印のような個所があり此処へ両手を充ててお願いごとするんですよ、当日は気温も比較的高かったので熱くて少ししか手を当てていられませんでした。
 横に寝ているので雨なんぞが降ったりしたら耳の穴に水入るんでは?まあ凡人の心配は無用ですかね。
連休最後の午後遊び仲間から今日暇か~って電話が有り、忙しくはないな~、蕗を取りに来いって、貰ってきたのがこれ 左に見えてるのがクマのカミさんの手です太い蕗ですな、実はこれを毎年頂いているんですな、有り難いことです感謝。