2015年12月27日日曜日

今回はですな、前回三つ目の菱錐でマーキングした後を案内にして一本錐 でこんな道具を使って一穴ずつ裏迄抜いて行きますね。
表側が済んだら裏側からも同じように開けましょうね。
 こうすると、縫い代が綺麗になるんですよ。
  クマの巣穴で使っている糸はロウが引いていないのでこんなふうにしてロウを擦り付けるんですよ、擦りつけたら、端切れの皮で挟んできゅうっと引っ張って熱を加えて馴染ませるんですが、写真を撮り忘れました、すいませんです。
こんな感じで膝に挟んで固定しながら、八の字に縫い込んで行くんですが途中でロウが減るので 先ほどの様にロウを足していくんですよ。
  縫いあがりはこんなふうに裏側に糸をだしますな。
  裏側に出た糸はこうやってカットしますね、こうするとですな、表側の最後の個所が綺麗に上がるんですな、このやり方は浦部雅博さんのDVDに出て居たんです。
 

縫い終わったらこばをベルサンで1000番迄 削ってざっとアールに仕上げて置きますよ。

仕上がったら、赤の染料で色付けするんですが染料は浸み込みやすいので4~5回、塗っては削り?を繰り替えすんですよっと、綺麗になってきたら、トコフィニッッシュを良く塗込みます。
 こんな感じで綺麗になりましたね。

最終仕上げはサドルオイルをグラデーションを付けながら色合いを見ながら何回か塗りましょう。
 これで仕上がりで~す。
  出来上がったシースとナイフで~す。
  シースに収まったところです、お洒落でしょ。
  飾り窓のアクセサリー違いで~す。

以上で全て完成しました、お疲れ様でした。

今回は一般の方々及びナイフメーキングされている方々の反響にクマさんも多少びっくりしました、有難うございました。

 次回からはビッグベアーに挑戦しようと思っているんですが、どうなることやら、期待しないで待ってて下さい。
  最近はクマさんも遠出をする機会があまりなくてね。
 でもクマさんの好きなお酒とつまみがやって来ました、これはクマさんとカミさんの知り合いの素敵なお姉さまに頂いたんですな。
 新潟の酒と千葉の茹で落花生のコラボレーションで~す、これでお正月は安泰で~す、
ご馳走様。
これは何の花かと云うと金の成る木の花なんです、
花は咲きましたけど金はちっとも入って来ないんだな、残念ですな。










今回もクマの巣穴の広告は有りませ~ん。

2015年12月21日月曜日

 今回はシースを作りましょ。
 此のナイフはレディスユーティリティなのでベルトループは付かないものにしますね。
 (チューブシースが必要なら、別途作りますよ。)
 形状としては、写真のようになりますな。
皮の裏側にマスターを使ってボールペンで形を写し取ります。
  折り返しの溝を入れて別に作った中子を当てて様子を見て中子の位置を調整しましてと。
皮用のボンドを貼り付ける側双方に塗布して、ベタベタしなくなるまで待って貼りあわせますな、貼りあわせる位置はボールペンで線を引いてあるのでそれに合わせて貼りあわせたら木ハンマーで良く叩き接着面を馴染ませましょうね。
  こんな感じで二つ貼り終えましな。
 クマの巣穴では複数作るときは¥100で買って来た、バケットに別々に入れて置いて混ざらないように多少の気遣いをして居るんだな。
  お次はウエットフォームをするんだが、クマさんはキッチンで湯を一番熱くしてシースを浸けますね、それでと、皮の裏側から気泡が出てくるんでがね、この気泡が出なくなるまで待って型を付けるんですよ、時間を計ってでは無いんだな。
 このほうが確実に湯が浸み込み、ウエットフォームが出来るんでは無いかと思って居るんだな、えへっ。
ウエットフォームの後はこんなものに差して丸一日以上乾かすんですよね。
 この治具?はニューヨークスペシャルのシース様に作ったものなんですな。
  乾かしている間に紐をどうするか?。
ヒルトの飾り窓に入って居るアクセサリーの色合いが違うので紐も微妙に変えて見ましょうね。
  さてと、縫い代を罫書きましょ。
 先端を加工した、ディバイダを縁から9ミリに成るように調整してと。
 (通常は縁から8ミリで罫書くんですがね。)
  こうやって、縁に倣って罫書きますな。
  三つ目の菱針を出してきてと。
 手で押すので皮のカバーを付けているんだな、こうするとしっかりと針を押込めるんだな。
  こんなふうにね。
縫い代、全てにしっかりと菱穴が明きましたっと。
 今回は此処までで~す。

次回は一本針で裏まで開けて縫いましょうね。



 今回もクマの巣穴の広告は有りません。

2015年12月13日日曜日

今回はですな、ヒルトイン、アクセサリーの裏側を削りますね、どうやってかって、アクセサリーを治具に咥えて旋盤で削りますな、厚さはと云うとヒルトの厚みが10ミリでブレードの厚みが3ミリなので10マイナス3割る2で3,5ミリがヒルトの片側の寸法になるんでアクセサリーの厚みは一応2,0ミリにしますな。
  アクセサリーが2,0ミリの寸法に出来上がったところですよ、この治具は旋盤用語で割りヤトイと云うんですな、工場の作業ではBS(真鍮)やアルミなんかで作るんだけどね、これはプラスチック製なんだな、アクセサリーが軟らかいんで咥える側も軟らかくないとね。
(写真で見えるようにすり割りが入って居て、これで旋盤のチャックに咥えて締めれば固定出来るんだな、えへっ。)
削ったアクセサリーを飾り窓に入れて見たんだな、これなら大丈夫。
二本ともOKですねっと。
  さてと、UVレジンを入れる前に皮の端材で囲いを作ってと、皮には両面テープが貼ってあるんですよ。


 UVレジン、太陽の雫ハードタイプを飾り窓に垂らし込みます。











 こんな感じでヒルトの面より上までたっぷりと垂らし込んでと。
 この状態で太陽 の紫外線に晒して30~60分位そっとしておいてと。
固まったら、600番までベルトをかけてと。


  バフで仕上げれば、おおっ、綺麗に仕上がりましたな。
  後は、紐を組み込んでシースを作って刃を付ければ完成で~す。

 でも、前回のブログのクマの巣の広告で紹介したようにですね、じつはもう完成してるんですよ。
 今回は此処まで、次回は紐を組み込んだり、シースを作ったりで完成になりますね。
クマの巣穴の広告で~す。  NO28

今回はクッキングナイフですよ。
ナイフ小僧さんにブログで紹介しているナイフを見せたらこれをクッキングナイフ(包丁)にも応用してみたらって云われたので作ってみたのがこれなんですな。
 (構造上ヒルトには入らないのでハンドルに入れて見たんだな。)

 全長:         245mm
 刃長:         135mm
 鋼材:         VG-10
 グラインド:      コンベックス
 仕上げ:        ミラー
 ハンドル材:     人造大理石
 シース:        無し、紙箱入り

 価格:         ¥23,000-

問い合わせ先
COSTOM   KNIFE  工房
Mexico  no Kuma
TEL:     090 1254 6050迄お願い致します。
                                 
                                 


2015年12月7日月曜日

  今回はですね、黄色の綺麗なハンドルを取り付けますよ、まずはとテーパタングとヒルトの角度に合わせて治具を使って削りますよ。
  削れたらタングに貼りましょう、クランプで固定して暫くほおって於きますな。



  ファスナーボルト用の5ミリの穴明けですよ。
 ハンドルエンドの鉛筆書きは11:24で接着した時刻を書き込んで有るんですな、こうして置けば何分固定していたかが分るんだな。
  ソングホールの6ミリの穴明けですな。
必要な穴を開けて外周を削り、反対側も接着しますよっと。
  こんな感じで2本貼りあわせましたよ。
また、必要な穴を開けますよ。
ファスナーボルト用の段穴7ミリ/5ミリを明けますな、
このとき深さに注意しましょうね。

ファスナーボルトのM4のネジ穴が浅いので 3,4ミリのドリルでボルトの段の7ミリの所迄明けてと。
  穴が明いたら4ミリのタップでネジ立てをしますな、タップの深さは穴の底まで立てますよ。
(今見えて居るのはスパイラルタップと云って切り屑が上に出てくるようになっているんです)
  タッピングが済んだらハンドルに入れて見てと当然長いのですな。
すいませんピンボケで。
余分をカットして、平らにしてと。
ファスナーボルト用の穴に接着剤を
塗付してと。
 (いつの間にかソングホールにパイプが入って居るな、すいません写真を取り忘れました。)
メネジ側を先に入れてからオネジ側をいれるよ。
  前後のボルトが固定されたところですね。


 ボルトの余分を切り取るんだがクマさんはこんなふうに先にバイスに咥えていないほうをカットするんですよ。
ボルトをカットしてざっとハンドル周りを削ったところですな。
  ここで、飾り窓にアクセサリーを入れて見ましたな、もう少し裏側を削って沈ませないと、アクセサリーの表面を削りそうですね、どうやって削るのかってそれは次回のお楽しみで~す、と云うことで今回は此処までです。
久しぶりのクマの巣穴の広告で~す。No 27
KNIFE  名称
レディス ユーティリティ

全長:        155mm
刃長:         65mm
鋼材:        VG-10
グラインド:     12インチホロー
仕上げ:       ミラー
ハンドル材:    イミテーションパール
            黄ファイバースペサー入り
        (ワイドヒルトにアクセサリー入り)
シース形状:    卓上置き用


上記と同様
ヒルトインアクセサリーが異なります。


価格:       各 ¥33、000_








問い合わせ先
COSTOM KNIFE 工房
Mexico  no  Kuma
TEL: 090  1254  6050迄お願い致します。