2016年2月29日月曜日

  前回、鋼材から切り取ったものの外周を仕上げましたよ、使用したのはベルトグラインダーとフライスですな、フライス(エンドミル)はブレードの上下とスエッジ部の切削仕上げに使ったんですな。
  お次はヒルト後ろの逃げ溝の加工をするんですよ、一応罫書き線が有るので片側はそこを目当てにして溝加工をしてと、反対側は写真の様にデップスキャリパーで寸法をあたって有るので同寸法に溝入れをするな。
  溝入れの次はブレード全体の表面の表裏を治具を使ってベルトサンダーでプラテン(ベルトサンダーに付けている平面出し用の定盤ですな。)に当ててと。
  ざっと、こんな感じで表裏を仕上げ(仮ですけれどね)ましたです。
  上下の境の罫書きを入れてと。
 罫書き線左の方に縦に入って居る線はここがべベルストップですよと云う目安の線なんですね、この線はシャープペンで書いてあるんですよ。
  次はスエッジ部の罫書きを入れましょ。
  え~っと、お次はっと、ブレード上部の罫書きなんですが、平行ではなくテーパになるので、
ブレードをベタ置きで0,5ミリに成って居るので
ヒルト側は1,5ミリ巾にするには0,5ミリ浮かさなければ成らないので、写真の様にスケールを敷くんですよ、スケールの厚みはうまい具合に0,5ミリなので、先端0,5ミリでヒルト側が1,5ミリに成るんですね、めでたしめでたし。

  これは、刃の部分の罫書きで0,5ミリ巾になっていますよ。

 今回は此処まで、次回はいよいよブレードの削りに入ります、お楽しみに~。
今週は大潮で昼過ぎが干潮だったので、今年初の潮干狩りに行ってホンビノスガイを採って来ました~、ザット5キロ位有りましたな。
ホンビノスガイの酒蒸しで~す、美味しかったで~す、ただクマさんは先週ポリープの切除をしたばかりのでまだお酒が飲めないんで~す、え~ん。

2016年2月22日月曜日

  今回はですな、罫書き、穴位置が決まったのでまずは穴加工から、初めにヒルトのピン穴のφ5ミリから開けますよ。
この穴は寸法精度が必要なので一度φ4、5ミリで開けましてと。
開いたらφ5ミリで仕上げましょうね。
 なんで、こんなことをするかと云うとですな、
 まあ、それは後で説明することにしますね。
お次にタングの穴明けをしましょう。
 ソングホールφ7ミリ、テーパ加工用M6下穴φ5×2、ファスナーボルト用φ6ミリ×2、軽量化用φ12ミリ×3を開けましょうね。
 写真はφ7ミリのソングホールの穴明けをしている所ですな。
 此処までは鋼材をバイスに固定せず多少のガタを持たせて有りますよ。

こちらはφ12ミリを明けているんですが今度は鋼材を固定しますよ、穴のセンターは機械のX、Yを移動させて位置出しをしますよ。
 固定しないと、此のくらいの穴ですと、回されて危険なのでね。
M6のタップを立てるんですが鋼材は固定せず、ガタを持たせてあります。
 こうやって、タップを立てると鋼材とタップの関係は直角になるんですね、えへっ。
 これでドリルチャックを手で回して何山か喰いつかせてと。
  で、機械から外してタップを裏迄立てますね。
  以上、穴加工終了で~す。
お次はっと、鋼材から罫書きに合わせて3ミリのドリルを使って細かく穴明けをしましょうね。
穴明けが済んだら片側をバイスに挟んでモンキースパナを使って折りとりますね。
こんな感じですね。
残りも同じように加工してこんな感じですな。

今回は此処までで~す。

次回は外形の仕上げに入りましょうね、お楽しみに~。

 私事ながら今日、これから大腸のポリーを切除に病院に行ってきま~す、取りあえず一泊の予定ですがね。

2016年2月15日月曜日

  マスターも出来たことなので、5ミリの鋼材を出しましてと、しっかり黒皮が付いて居ますな、此のままでは罫書きが出来ないですね。
  ベルトサンダーで表面の黒皮をこんな感じで取りますよ。
 
  取ったらアオタックを塗付しまして。
 アオタックは結構、臭うので一応換気扇を
回さないとね。
基準に成る線(ヒルト前部)を罫書きますね。
  この線にヒルト前部を合わせて外形の罫書きと必要な穴位置のポンチを。
  マスターを鋼材にしっかり固定して罫書きとポンチを打ちますね、このポンチは外径が5ミリで先端の角度が90°に成っているんですよ。
  外形の罫書きと必要なポンチ位置が決まりました。
 今回は此処までですよ。

 次回は鋼材の切り出しをしましょう。
  久しぶりに鹿の腿が一本、知り合いから送られてきました、有難うございます。
 今年はあまり捕れないと云うことで貴重な鹿肉となりました。
上のナイフを使って綺麗にばらしました、重さは2,4キロ程有りました。
 外した骨は欲しいと云う方が居るので差し上げる事にしました。
 

  久しぶりに阿佐ヶ谷のしんかい刃物店にお邪魔してこんな物(福田氏)創美工夫と云う本を買いましたよ。
 今までのメイキング本と少し趣きが異なり中々勉強に成りますよ。
阿佐ヶ谷まで行ったので足を伸ばして三鷹の某居酒屋さんで一杯(実はコップで3杯)やって来ました、鰤の刺身と本物のししゃも美味しかったですな、店の名前?マスターから口止めされているので、悪しからず。


今回もクマの巣穴の広告は有りません。

2016年2月8日月曜日

 昨日無事に銀座ブレードショーが開催されまして、大勢のお客様がご来場いただきました、
 有難う御座います。
クマの巣穴のテーブルです。
  このベッピンさんの隣に嬉しそうに座っているのは釣り人社会長の奥様がクマさんの為に作ってくれたんです、うぁ~い嬉しいで~す。
 これはクマさんのマスコットにして大事にせねばね。
  ダマスチール(ハッカペレ)ブレードでアイボリーハンドルのナイフ嫁入りしました。

  ハンターオレンジハンドルのフィッシングナイフも嫁入りしました。
  ダマスチール(ローズ)ブレードのキッチンナイフも嫁入りしましたな。
シルバーリングも上々の評判で三つ婿入りしましたよ。
  このファッションリングは売り物では無かったのですが、上のものより人気で何個かオーダーをいただきました、有難う御座います。

 価格は入る石で異なりますが石は写真のアクアマリン(3月)かペリドット(8月)がシルバーにはお似合いで価格もお手頃ですね。

 サイズを知らせていただければオーダーを承りますよ。

連絡先 090 1254 6050迄お願い致します。

ビッグベアは一先ずお休みなので目先を変えてブーツナイフを手掛けることにしましたよ。
 写真の様にマスターは出来ているんですよ。

次回から黒皮の鋼材からの加工に入りますのでお楽しみに、では次回またお楽しみに~。

2016年2月1日月曜日

 前回で罫書き迄済んだのでいよいよ削りに入りましょう、まずは スエッジ部から。
  お次は後部の削り。
 まあ上手く削れましたな。
 リカッソの巾決め用のゲージが此処で役に立つんですな。
  交点を丁寧につなぎます、上手くゆきましたな。



 此処までは順調だったんですけれど、此の後トラブルが起きまして、この先は無くなりました、
と云う事でビックベアは暫く中断になります、申し訳ありません。
 
  そんな訳で少し目先を変えまして、近々気に成って居ました、プラテンの平面度を修正することにしましたよ。
 どうやるかと云うとですな、定盤の上に耐水ペーパーを固定しましてプラテンの狂って側をちまちまとひたすら研磨?するんですよ、本来は水を足しながらやれば良いんですけれど、そんなことをしたら定盤がさびて仕舞うんですよ
クマの巣穴には石定盤がないんでね。
  研磨後は定規を当てて見て隙間が無ければOKで~す、良く出来ました、えへっ。
  クマの巣穴の広告で~す。

 いよいよ、今度の2月7日(日)銀座ブレードショーが開催で~す。
 今回はメインでシルバーリングとアクセサリーを閉じ込めたシティナイフ&クッキングナイフが出展ですな。
 女性向けに作って見ましたので是非お寄り下さいな。
   それ以外も此のくらい持って行きますよ~。
何時ものことですが、このブログをご覧になられている方々見て居るよ~って、遠慮せず声をお掛け下さいな、写真の記念品を差し上げます、お待ちしていま~す。