2016年12月4日日曜日

  さてと、前回のタマムシのペンダントは如何でしたでしょうかね。
 では本題に戻りましてヒルトの加工に入りましょうね、写真の物は巾が14mmにもう加工して有りまして、ヒルト溝に入れる為の厚みを削ります、ヒルト溝は9,8mmに加工して有りますので裏表共に削りまして合わせますな。
こんな感じにぴったりと嵌ればOKです。
お次はブレード(リカッソ部)の厚みに合わせて溝切加工をしましょう。
 カッターの厚みが3mmなので一度中心に溝を入れてから 左右に1mmずつずらして5mmにします、本来ならば5mmのカッターを使えば一度でいいんですがクマの巣穴のフライスはご覧の様に片持ちなので強度的に心配なので3mmを使うことにしていますな。
ぴったりと嵌りましたね。
此の写真はですね、参考として載せたのですが、左が圧延材、右が引き抜き材なのですがご覧の様に右の引き抜き材のほうは口が開いて仕舞うんです、で左の圧延材の方は開かないんですよ、従ってですね口をバイスに咥えて修正しなくても良いんですね、今回のヒルト材は圧延材を使ったので修正しなくてもよかったんですよ。
此れは何をするのかと云いますとヒルトピンが入る個所なんですがブレードにもうすでに5mmの穴が開けて有りまして此処へ BSの5mmの丸棒を長さ7mm位にカットしたものを入れてカシメます。
カシメましたら丁寧に面一になるように仕上げます。
此の様にヒルトがすんなりと入ればOKです、何故こんなことをするかと云いますと、ヒルトとブレードの隙間をより少なくする為なんです。
では、ピン穴を開ける事にしましょう、此処で注意することはヒルトの前面に傷が付かない様にバイスの口金に紙等を挟んでおくことですよ。
 ピンは3mmを使いますので初めに2,5mmのドリルで下穴を開けましょう。
 穴の位置はヒルト巾のセンターと上下は上から7mmの所に成るようにマスターの穴位置を決めて有ります、決して勘でやって居る訳では有りませんよ。
2,5mmで。 
2,8mmで。













                                 仕上げは3mmのリーマで。
穴明け終了、丸棒の中心に開いて居ませんが 此れは問題有りません。
 此のあと一応面取りをして置きます。
ヒルトを嵌めて仮組用のピンを用意しました。
 今回は此処まです。

 次回の予定はキリオン部の加工です、では次回又。

0 件のコメント:

コメントを投稿