2016年9月26日月曜日

  では、今回はチュウブシース本体の制作に入りますね、十分に乾燥したシースにナイフ本体を入れて見ましょうね、いい感じですな。
此処でベルトの感じを一応見て置きましょう、此のベルトにつきましては後程造り方を紹介しますね。
でっ、接合部に ダイアボンドを塗付しまして乾くまで待ちましてと。
乾いたらご覧の様にバイスクランプでしっかりと圧着しましょう。
  皆さんは通常ナスカンを使われていると思いますがクマの巣穴ではこの様に2重リングを使ってベルトを装着するようにしているんですよ、何故かと云いますとこの方法ですとスラックス(古いなあ)のベルトを外さずにシースを身につけることが出来るんですな、尤もナスカンでもベルトループに取り付ければ良いんですけれどね、只ベルトですと取り付け位置が結構自由になるんですな。
さてとしっかり接着出来ましたら余分はカットしておきましょうね
カットする際あまり取り過ぎない様に、写真位にね。
ざっと角を削って多少滑らかにね。
三つ目菱キリを使って目安の穴を開けて行きましょうね。
アールのきつい個所は2つ目キリでね。
菱キリで開ける前に機械のベルトを外してフリーにしておかなくっちゃね。
菱目の深さを決めて置きましょう。
順次菱穴を開けて行きましょう。
綺麗に開きました良かった。

今回は此処までです、次回は縫う所からです。

2016年9月18日日曜日

 今日は日曜日ですが明日はお彼岸の入りで墓参りに午前中に行きまして、午後は来客なので今日、更新することにしました。

 でっ、今回はカシメを入れてカシメからですね、クマの巣穴のバイスはご覧の様にV溝が切って有りましてカシメには不都合なのでフライスに使うヨウカンを取り付けますな。
挟んだだけですと外れて仕舞うので粘着テープで固定しましてと。
ヨウカンの間に切り込みを入れますな。
こんな感じに開きます。
折り返す前に2重リングを忘れず入れて起きますよ、次に此処へカシメを嵌めた物を挟みまして、しっかりとカシメますね。
此れが外側ですな。
こちらが内側になりますな。
カシメが済んだらウェットフォームの用意をしましょうね。
 バイスクランプの口金部には皮に傷が付かない様に養生テープを貼ってあります、口金本体も角を取って有るんですよ。
  ウェットフォーム用の湯はクマの巣穴では湯沸かし器を一番熱い状態で器にたっぷりと入れますよ。
  此処へシース本体を内側に成る方を上にしまして入れますね、そうするとかわの表面から泡がぷつぷつと出てきますな、クマの巣穴では浸けて置くタイミングはこの泡が出なくなるまで入れて起きますな。
  泡が出なくなったら取り出して、ナイフを入れて?位置出しをしっかりしながらバイスクランプで形を作って行くんですよ、この時ヒルトの部分はあまりかっちりとさせない方が良いでしょう、かっちりし過ぎると刃先がシースを貫いて仕舞うことが有るようです。
形が出来ました乾かしましょう。
乾いたようですね今回は此処まで。

 次回は貼りあわせて、穴明けまでの加工に成りますね、ではまた次回。

2016年9月12日月曜日

  今回は前回お約束のチュウブシースを造りましょう、クマの巣穴には一応こんな手順書?が有るんですよ。
  チュウブシース用の型を皮の裏側から当てましてボールペンで形を写し取ります、写真はもう切り取って仕舞った後なんですけれどね。
  折り返した個所のアールは巾を20mm有るので21mmのパンチを使って抜きますご覧の様にパンチを半分切り取った物を使うんですが刃の内側を少し研磨して有り喰いこまない様にして有ります。
付け根のアールはφ6のパンチで抜きますよ。
  後は皮切り包丁でカットしてと。
 この箇所はJベルトの♯800~1000を細く切った物を使って綺麗に仕上げて置きます。
皮が結構硬いので曲り易くする為三角の彫刻刀で溝を入れて置きましょう。
φ2のパンチを使ってシース用カシメの穴を予め位置だしして置いた個所に正確に開けしょ、
この際の注意として左右の中心に来るように若干の修正をして開ける事です。
 内径がφ22の2重リングを仮に入れまして折り返してカシメの入る穴の位置を書き込みます。
 2重リングなんぞどうするのかって、それは後のお楽しみで~す。
この穴もφ2パンチでね。
  此のシース用カシメはたまに潰した後中心付近が凹む物が有りまして、どちらが凹むかと云いますと、足の長いほうが凹むんですよ、其れでですね、表に見える方に足の短い方を内側に成る方を足の長い方にして置きます。
仮に嵌めて見たところです。
足側から見たところです。

 今回は此処までです、次回はリングを入れてカシメからに成ります。


クマさんのランチです、バゲットをスライスして軽く焼いたものにものずきさんに頂いた杏ジャムを塗ったものと、天然キノコのスープ、キノコは先週富士山で取って来たものなんですよ。
  バゲットはクマの巣穴の市内に有ります、と云っても車で20分位の田尻と云う所に有るブルー・デ・ロシュと云う写真のベーカリーの物なんです、素敵なママさんとチャーミングな店員さんでやって居るんですよ、只開店しているのが火・木・土の三日間だけなんですけれどね。
 一度行って見る価値は十分に有ると思いますな。
  さて、此の立派なログハウスは?此処はJKGの会員のOさんの自宅なんですよ、クマさんは富士山にキノコ採りに行く際は此処へ泊めて貰って翌日早朝に登るんです、2階がロフトに成って居てそこで寝させていただいてるんですよ。
でっ、此れはタマゴタケです綺麗なキノコでしょ、天狗タケの仲間なんですけれど此れは毒は無く美味しいキノコですな。
今回は雨上がりで天気も良く珍しく精進湖が見えました。
今回の収穫タマゴタケ・ショウゲンジ・シロシメジ(此れは初めてで下のお土産店のお姉様が教えてくれたんです。)右下に一つ有る小さいのがアカヤマドリでこいつはスライスしましてバター焼きで食べました美味しかったで~す。

2016年9月5日月曜日

  今回はファスナーボルトの取り付けですな。
 寸法を合わせましたメネジ側を嵌め込みまして(はめ込み側には当然ですが接着剤は塗布して有りますな。)接着剤を塗付しまして。
前後ともに締めこみましょうねここな感じですね
  余分は弓鋸でカットするんですが、通常はバイスに咥えた側をカットするんですがクマの巣穴では咥えて居ない側を先にカットしてしまうんですよ、但し鋸刃の切れる物を使わないと無理がかかってガタが出たりすることが有るかも?今の所それは無いですけれどもね。
  余分を全てカットしたところです。
 この余分をベルトで削るんですがこの際の注意としてはとても重要なことでまずは良く切れるベルトを使う事、出来れば新品が良いと思いますよ、何故かと云いますと切れないベルトでごしごし削ると?ボルトが熱を持ってボルトの周りのハンドル材が焼けて白い輪が出来て仕舞うんです、此処は重要でっせ、クマさんの一言でした。
 ベルトは♯80~1000迄かけます。
ベルトをかけたあとはバフを掛けるんですが、かける個所全てが焼きが入って居ないので比較的軟らかい所をバフがけするので青棒を使わず、白棒を使います、この際の注意はですなハンドルの両サイドについては問題無いのですが、上下についてはバフ掛けを強くするとどうも接着が剥がれて隙間が出来るようでそこにバフが入って仕舞うようです、前回は気が付かずそれで失敗したようです、とほっ。
でっ、出来上がったのが此方ですな、此れは7月の銀座ブレードショーに出しましたのでご存じの方もおられると思います。
なんでこんなものが?此れはハンドル材に使って居る物と同じアイボリーなんですけれど中心付近に線が見えると思いますがそうです此れは2枚貼りあわせて物なんですが、これを仕上げる際にバフに強く当てたらですな接着が簡単に剥がれたんです、そう此処で気が付いたんですアイボリーは熱に弱く(溶けると云うような事ではなく)動くんだと云うことなんです、皆さんもアイボリーを使う場合は気を付けましょうね、またまた、クマさんの一言でした。


  今回は此処まで次回は写真のチュウブシースを造りましょうね、では次回お楽しみに。
クマの巣穴の広告で~す。 No36
KNIFE名称    シティナイフ
全長:       150mm
刃長:        61mm
鋼材:       ダマスチール(ハッカペレ)
グラインド:    12インチ ホロー
仕上げ:      ミラー後 エッチング
ハンドル材:    水牛
シース形状:   チュウブタイプ
          上の写真の物です。
価格:       ¥45,000_



問い合わせ先
COSTOM KNIFE 工房
Mexico no  Kuma
TEL:   090 1254 6050 迄お願い致します。