2017年4月30日日曜日

   今回は一寸目先を変えてNYSPのマスターを造って見ましょう。
 先ずはデザイン画を出しますてと、各部の寸法は内緒です申し訳ありません。

でっ、コピーを取りまして、必要な大きさにカットしまして、厚さ5mmのアクリル板に両面テープを貼りまして。
カットしましたコピーを貼りますな。
余分な両面テープはカットして除去しましょうね、残っているとベルサンで削る際に鬱陶しのでね。
  ♯80のベルトをセットしまして。
  こんな感じにざっと削って仕舞います、此のとき仕上げ代を沢山残さないことです、お次の鑢掛けがたいへんなのでね。
此処からはひたすらファイルワーク です。


外形が仕上がったらバリをキサゲで取りますよ。

 と云う事で今回は此処までです。

2017年4月23日日曜日

  今回はグラインダーをお持ちでない方に前回の方法では無く簡単なやり方をね、まずはダイヤモンド鑢を用意しましてと。
ドリルをバイスに咥えまして鑢で刃の一番角を削る方法です。
出来ました、簡単でしょ。
以上。 
汚れの有った鹿角を掃除しました寸胴に角を入れまして其処へ特殊な水?では無く巣穴の水道水を入れまして10日程浸けて置きまして後はワイヤーブラシでゴシゴシと擦って綺麗にしたんです、此の方法はメーカーの山崎さんに教えて貰ったんです、有難うございました。

ではまた次回ネタはどうするかな。

2017年4月16日日曜日

ドリル研ぎの裏技について。

本題に入る前に、有る有名な雑誌にこんな危険なことが(FBで公開されましたので)刃の付いた切り出しナイフに穴明け加工をこんなふうにって、ボール盤1級技能士のクマさんとしては一寸ね、このような作業はまずは刃の部分をテープなどで保護養生をして本体をバイスにしっかり固定しまして、電気ドリルなんぞではやらずにボール盤で作業をしましょうね、どういう積りでこんな写真を載せているのか理解出来ませんこれではこうやると非常に危険で怪我をしますよって云う見本です、この様な やり方は絶対にやらない様にしてください宜しく。
と云う事で本題に入りましょうね。
 此れは買って来たままの刃の状態です、この状態でもある程度は穴明けは出来ますが切れ味は余り良くありませんね。

 今回の刃付けは皆さんがお困りのスタッグなどの穴明け時にドリルが持っていかれたりして穴明けが上手く行かない時の刃付けを公開しますね。

では如何するかと云うとですな先ず刃付けをやり直しします、機械場などではグラインダー(砥石)等 で刃を研磨しますがナイフメーカーの工房にはベルサンが有るので♯400のベルトで刃を研ぎ直しします。 
こんなふうにね、此処までは通常の方法なんです。
 でっ如何するかと云うとですね。
  画の様に①の切り込み角(1番)を②の様に取って③の様にします、如何するかと云うと。 
グラインダーの砥石の角を使いまして刃を取ります(研ぐと云うべきか)。
 この時グラインダーの砥石の角はドレッサーできっちり角を出して置きます。
 この際のポイントは刃をだれさせないことです。
一寸見ずらいかもしれませんがはをこんなふうにします。
 このような刃先にすることで加工物(スタッグ)などに喰いこまずまた抜け際もドリルが持って行かれたりせず楽に穴加工が可能になります。
 但し通常の金属加工には向いて居ませんのでご承知おき下さい。
 此の研磨の方法は快削黄銅(俗に云う真鍮ですが自働機などにかける素材です)のドリル加工用に考案したものです。
 黄銅でも切り屑が繋がってくるような通常の物には使用できません。
  此れはアクリル板に穴明けをしているところです、加工時板を軽く押さえておくだけで簡単に危険なく穴明け加工が可能です、と云っても機械加工なので気を抜かずに作業しましょうね、昔から怪我と弁当手前持ちって云いますからね。
板に穴明けが済んだところですドリルの回転数はあまり上げてはいけません、
プラスチックやスタッグなどは熱伝導がわるいの で高速にすると穴の内面に悪影響を及ぼしますのでね。
上手く明きますとこんな陣笠のようなものが裏に出ますな。
専用ポンチと穴加工の済んだものです。













ぴったりとポンチが入りました。

如何でしたか中々説明が難しく上手く説明が出来ませんでしたが御理解できましたでしょうか。

2017年4月9日日曜日

  今回は縁の処理をすることにしましょう。
始めに♯80を使って大まかにアールに成るようにベルサンで削りましょう、ベルトは皮専用でね。
♯80から240、600、とかけて1000迄かけてますね。
♯1000迄かけるとこんなに綺麗になります。
皆さんは通常EDGE KOTEを塗付して仕上げると思いますがクマさんは違う方法で仕上げるんですが、この方法は師匠の許可がまだ下りて居ないので残念ですが公開出来ないんです誠に申し訳ありません。
  此れが仕上がり後の状態です綺麗でしょ。
 触れた感じもソフトで良い感じになりました。
皮の表面はSaddle oil をグラデーションをつけて何回か塗り重ねます、乾いたら完成です。

KNIFEがシースに収まって居る状態ですが左の写真は中子の途中に少し切り込みが入れて有り途中で止まるようにして有ります。

此の写真は奥まで入ったものですハンドルエンドの凸部とシースの間に人差し指が入るように深さを調整して有るんです。
 奥まで入った際キリオンがガタつかないことです。

 此れでネスマックジュニア、ナイフ本体とシースの完成です、お疲れ様でした。

 次回は何を公開しますかね、考えておかねばではまた次回。

2017年4月2日日曜日

今週はですね一寸休憩で昨日今日のJCKM/JKG鍛造部会合同カスタムナイフショーの報告です、此れはクマさんのテーブル で~す。
此れは会場入り口から見ました全景ですな、お忙しい中ご来場頂きまして有難う御座いましたクマさんはナイフが一本と小物がそれなりにお買い上げ頂きまして誠に有難う御座いました、以上簡単ですがご報告です。
 次回はシースの続きをね。